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「イスラム国」掃討とトランプ政権 [新聞記事]

トランプ大統領が誕生して約6カ月が経とうとしていますが、「イスラム国」壊滅に向けて急展開していますね。

ここ数日、読売の紙面は「イスラム国」のモスル奪還から壊滅への動きを報じています。
「イスラム国」支配から3年、イラクのアバディ首相は「虚構国家は終わった(読売新聞7月1日夕刊)」と事実上の勝利宣言をした、ということです。

そもそも「イスラム国」が、イラクとシリアにまたがって支配していることにずっと疑問を持っていたのですが、米国が本気になればすぐに潰すことは可能だったのです。
しかしまだ完全制圧には時間がかかり楽観はできないようですね。
市内には偽装兵士が隠れていて、現地語を話せない外国人兵士は徹底抗戦を続けているということです。

さらに6月29日に掲載された記事には、「イスラム国・西アフリカ州」を自称する「ボコ・ハラム」を紹介していて、世界的な鼬ごっこ、あるいはモグラたたきかと、感じざるを得ませんでした。

2002年にナイジェリアで結成され、現地語で「西洋の教育は罪」を意味するこの組織は、イスラム法に基づいた国家建設を目指して、ナイジェリア、カメルーン、チャド、ニジェールにまたがるチャド湖周辺で武装闘争を行っています。
2014年、ボルノ州チボックの学校寄宿舎から女子生徒276人を拉致したことで世界に知られるようになりました。2015年3月には「イスラム国」に忠誠を誓うと声明を出したことも忘れてはいけないと思います。

話を「イスラム国」に戻しますが、2日の1面には「『イスラム国』堕落の館」として、幹部が利用していたサダム・フセイン元大統領の別荘を紹介していました。
チグリス川を見下ろすモスル東部の高台にあるそうです。
「一般には立ち入りが厳禁で『イスラム国』幹部だけに許された空間だった」とイラク軍の中佐は話したそうです。
さらに次のように書かれています。

【引用】
別荘では、美食の限りが尽くされ、飲酒の形跡もあったという。中東のメディアも、別荘では高額な飲食が行われていたと伝えた。特権を与えられていた幹部は約40人とみられ、地元メディアによると別荘や豪邸での居住が許され、月5万ドル(約550万円)の現金が支給されたという。(読売新聞7月2日1面)

月5万ドルの出所は何処かも気になります。
「チグリス川を見下ろす場所」、調べてみると源流はトルコにありイラクを南北に流れるチグリス川は河口でユーフラテス川と合流しペルシャ湾に流れるそうです。
旧約聖書によると、この地域は「エデンの園」であるとも言われているとか。
本当は、他民族が多少の小競り合いはあっても共存していたのではないか、と思うのは現実を知らないからでしょうか。

「イスラム国」はイスラム教の教えを独自に解釈し、イラクが誇る文化遺産「ナビ・ユヌス・モスク」を爆破した、と記事には書かれていました。
宗教とは名ばかりの異臭漂う内容です。

トランプ大統領は相変わらず「らしさ」を発揮し物議を醸していますが、米国では「トランプ疲れ」が起きているそうです。
批判するメディアに対して、トランプ氏は「フェイクニュース」「米国民の敵」と応戦しますが、これがかえって新聞などの購読を増やしていると伝えていました。

代表的な例は「落ち目の新聞」とトランプ氏がこき下ろしたニューヨーク・タイムズで、今年四半期だけで30万部増、としています。
ワシントン・ポストなど大手も軒並み部数を伸ばしているそうですが、記事では「米メディアの明るい未来を保証すると考えるのは早計」としていました。
「洪水のようなトランプ報道を受け止めきれない」という声がトランプ支持者からも出始めているからだそうです。

「関わらないことの幸せ」を呼びかけるコラムもあり、それはそれでどうかと思いますが、日本の「洪水のような」政権叩きにも似ていますね。
森友も加計学園ももうお腹いっぱい、メディアも政策提案したら?と思います。

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Jerri

それは本当に素敵で有用な情報です。

この有用な情報を私たちと共有してくれてうれしいです。
このように最新の状態にしておいてください。共有してくれてありがとう。
by Jerri (2018-03-02 05:44) 

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