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「手塚タッチ」 つのがいさんのサクセスストーリー [新聞記事 芸能]

こんにちは。
本日は手塚治虫の話題ですが、時代が変われば現代風に手塚ワールドの魅力が蘇るんですね。

つのがいさんという方は、手塚パロディの作品をツイッターに投稿したら、大きな反響があり、手塚プロの公式作家に、「なってしまった新人」、と読売新聞では紹介していました。

つのがいさん.png

引用元:http://tsunogai.blogspot.jp/

【引用】
ペンを持って、まだ2年足らず。それまでマンガにあまり触れていなかったというつのがいさん。「今の状況がまだ信じられない。目が覚めたらウソなんじゃないかと」。本人も戸惑いを隠せない。浜松市出身の20代。高校を卒業後、アルバイトをしていたが、過酷な勤務に給与未払いなどが重なり退職。心身ともにボロボロだった2015年6月頃、ブラリと訪れた文具店で目に入ったのがマンガを描くのに使う「つけペン」だった。
「マンガが描けたら一発芸になるかも」と工場勤務の合間に描き始めた。手塚作品を選んだのは「年齢が上の人でも分かりやすいから」。特に詳しいわけではなかった。

しかし、そこからの探求心が並外れていた。絵柄だけでなく、独特の手書き文字や経年感を出すためのシミなどを再現する一方、ストーリーにはプリントシール機の補正機能や無料通話アプリ「LINE」など現代的な題材をあえて絡めた。「手塚作品と区別するため。その時代にはなかったものを入れることで、トレース(敷き写し)ではない証明になるかなと」。ツイッターに作品を投稿すると瞬く間に話題となった。
読売新聞 3月27日夕刊 7面

まだ20代なんですね。
評判は手塚プロダクションにも届き、取締役の長女るみ子さんは若い描き手の育成が課題だったこともあり、つのがいさんと実際に面談したそうです。
つのがいさんの描くタッチは手塚治虫と酷似、「ここまで描けるんだから、うちの仕事をやってもらう方向にできないかと思った」ということでした。

手塚タッチの初音ミク.jpg

引用元:http://www.cinra.net/interview/201610-tezukarumiko?page=2

今年1月には、ツイッターの投稿をまとめた「#こんなブラック・ジャックはイヤだ」(小学館クリエイティブ)を出版したそうですが、3刷4万分のヒットとなり、品切れとなる書店もあったということです。
何となく現代風なイメージが想像でき「きっと面白い」と感じました(笑)

るみ子さんのトークショウで、その場で描いて見せる「ライブドローイング」を披露し、描き方が「父と同じ描き方」とびっくりされたということです。

「手塚タッチには『画数』があるんです」というつのがいさんのペンの動きには迷いがなく、ザッザッと音が聞こえるようで、その瞬間、確かに「神」が降臨したように思えた、と記事にありました。
「神」とはマンガの神様のことでしょうか?

自分のタッチについて聞かれると、
「考えたことはない」と謙虚に答えたということです。
たくさん吸収して学んでいってほしいですね。

読売新聞の小間井藍子記者は最後に「SNS時代ならではのサクセスストーリー」としていました。

わたしも鉄腕アトムやリボンの騎士などで育った世代なので、パロディなのは現代風ですが、若い世代に手塚治虫を知るきっかけになっていけばいいなと思います。


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