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安倍内閣と五月蠅いハエ [日記]

昨日は石原元都知事の記者会見がありましたが、NHKの今朝のトップニュースは森友学園の追跡。

安倍政権つぶしのマスメディア、民進党、共産党など野党が躍起になっていると感じました。
ふざけた山本太郎の発言や民進党議員の国会での質問、この無駄をなくすことができたら、どれだけ国益にプラスになるかしれません。
正直、日本を託せるのは「あなたたち」じゃないと思います。
最近明るみになってきたNHKの不祥事をみても、公共放送としての信頼を地に落とし、報道の真剣さが感じられない、と思いました。
報道の自由と言いながら、「社是」に従って偏った情報しか流さない姿勢はフェアじゃないと思います。

あるブログを読んで、もう一度、小川榮太郎氏の「約束の日 安倍晋三試論」の以下の部分を読み返してみました。
安倍首相が目指す国家像がわかります。

【引用】
だから、安倍の戦いは無謀だと言われれば是非もない。何しろ、教育と憲法でマスコミを敵に回し、松岡(当時農水相)のような突っ込みどころ満載の閣僚をかばい続けながら、今度は公務員の制度改革と社保庁解体に挑んだのだから。

だが、そもそも公務員制度改革の眼目はどこにあるのか。行政全体の問題となると、道州制による国家全体の組織合理化などに話が拡大するが、当面、中央官庁の問題に限れば、そのような制度論よりも、官僚達の職業意識の問題に収斂(しゅうれん)するだろう。つまるところ、官僚とは何か。国家国民のために一丸となって全力投球をする日本丸の頭脳集団なのか、それとも国益を犠牲にしてでも省益と己の出世や老後の天下り先などを考えることを優先する集団なのか、ということである。

自らが大蔵官僚であった高橋洋一氏はこう語る。

実際には、天下りを期待して役人になる若者などいない。2008年度の国家公務員採用Ⅰ種新卒職員へのアンケート結果によれば、国家公務員になろうとした主な理由として「仕事にやりがいがある」約73%、「公共のために仕事ができる」約72%、「スケールの大きい仕事ができる」約51%であったのに対して、「堅実で生活が安定している」約8%、「給与等の勤務条件がよい」約1%であった。公務員制度改革は、このような若者の純粋な気持ちに応えなければいけないはずである。
安倍首相からも、この点は何度も確認された。「高橋さん、大蔵省に入る時に、天下りがあることを知っていて、それで役人になったのですか」。

三宅久之も又、次のように回想している。

安倍さんから、天下りの官庁斡旋を禁じるつもりだと聞いたとき、僕はそれは無理だと言ったんですよ。何しろ官房長の仕事というのは、そもそも天下り先を幾つ作るかっていうようなことなんだからね。ところが、その時、安倍さんは、こう言ったんだね。
「三宅さん、公務員試験を受けて入省してくる時に、数十年先の天下り先はどこで、幾らくらいの年収が見込めて、なんてことを考えて入ってくるような人間は、国家のために必要ないと思う」とね。安倍さんの改革というのは付け焼刃じゃない。筋金入りなんですよ。

日本の国家公務員は、明治以来省庁の縦割りの組織構造に厳格に組み込まれてきたが、特に昭和戦後になり、各省単位で、上級公務員に対して、天下りを斡旋する構造が定着する。それによって、官僚は、上司及び省そのものに忠誠を誓わざるを得なくなる。ここに、「省庁による天下り斡旋こそが『国益よりも省益』と指弾される縦割り行政の根幹」(長谷川幸洋『官僚との死闘700日』が形成された。

一言で言えば、この省益追求=出世と生涯年収の保障という構造を改め、国益のための、柔軟で強い省庁を作ること、それが安倍の狙いだった。言うまでもなく、「戦後レジームからの脱却」を図るとは、日本の国家としての自立を確立することに他ならない。国益本位で全力投球する人材集団による、強力な中央政府がなければ、国家の真の自立は不可能だ。安倍による公務員制度改革は、他の全ての安倍政治同様、日本の国家としての強化という観点から発想されている。
103~105ページ
―――引用終わり

真剣だったからこそ松岡農水相の犠牲もあったのだと思います。
彼の遺書には「安倍総理 日本国 万歳」とありました。
その死について、小川榮太郎氏の論考は深いです。

安倍政治を批判し貶める人たちには、国益に対する真剣さが足りないと思います。
それは日本国という一つの柱、歴史の流れから見たら、邪魔で仕方がない「コバエ」のようにわたしは感じてしまいます。


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