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「ヒカルの碁」超えた? 井山裕太棋聖 [新聞記事 芸能]

こんにちは。

囲碁そのものはよくわかっていませんが、井山裕太棋聖が、史上初となる囲碁界の七大タイトル独占を果たしました。

読売新聞には「囲碁史に刻んだ新たな偉業」と社説になっています。
20年前までは囲碁の世界戦では日本がリードしていましたが、今は中国、韓国に圧倒されているようです。
昔、子どもと一緒に囲碁のアニメ「ヒカルの碁」を見ていたので、すごい人が現れたなと思います。

「ヒカルの碁」原作者ほったゆみさん「フィクションを超えた偉業」
囲碁ブームを巻き起こした大ヒット漫画「ヒカルの碁」の原作者、ほったゆみさんの話

 「『ヒカルの碁』でさえ、(登場人物の)トップ棋士、塔矢行洋は五冠です。井山さんの七冠は、フィクションを超えた偉業なのでしょう。伊田さんが棋士を志したきっかけは『ヒカルの碁』だと聞きます。この十段戦は2人を応援している私にとって特別なものでした。井山さんや伊田さんに(主人公の)ヒカルやアキラの未来を見る思いです」
http://www.sankei.com/life/news/160420/lif1604200024-n1.html

わたしはDVDを全巻持っていて定期的に見ています。
子どもたちのまっすぐな気持ちに、いつも心が洗われ、その思いに触れたくて夫と二人でうるうるしながら見ています。
世界的にも「ヒカルの碁」は人気があり、キューバは隠れた囲碁大国です。
以下はその記事です。

囲碁、キューバで広がる=「頭脳スポーツ」、会員2100人
 社会主義国家キューバが囲碁を「頭脳スポーツ」と位置付け、普及に力を入れている。スポーツ庁の支援を受け、国立体育大学は2012年、選択科目に採用。野球や柔道で知られるアマチュア王国は、中南米の囲碁大国を目指している。(時事通信)
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6160320

読売新聞にプロ棋士の小林覚九段の話が掲載されていました。

勝つことゴールにしない
 井山さんが棋戦初優勝した2005年の全日本早碁オープン戦決勝の相手が私でした。井山さんは16歳。それまで私が2連勝しており、まだまだ負けるわけにはいかないという気持ちでしたが、立派に負かされました。もう追いつかれたのかと驚いたのですが、その後はあっという間に追い抜かれたという印象です。

 井山さんは勝つことをゴールとしていない。自分の碁をひたすら追い求めている。それが「自分のうちたい手を打つ」という彼の言葉に表れている。後輩にも「負けることを怖がってはいけない」と言っているそうです。
 よほどの精神力がなくてはできないことです。普通は勝負にこだわって、勝ちやすい手を選択してしまう。井山さんは勝ちたい思いを乗り越えた先の碁を目指している。それで結果が出ている。勝つことでさらに志を高めている。
 
 体力もすごい。体だけではなく、脳の体力がある。最後まで妥協することなく読み続ける。形勢が悪い碁でも無理な勝負手は打たない。堂々としている。すると相手はひるむ。井山マジックの逆転劇がここから生まれる。自分を信じる強さに敬服します。

 これからは世界が目標となるでしょう。しかし世界戦での井山さんには勝ちたいという気持ちが垣間見える。日本の代表という意識があるからでしょうが、それは井山流ではない。自分を信じて戦えば結果は出ます。日本の井山から世界の井山へと飛躍してほしい。同じ棋士としての願いです。
読売新聞 4月21日 13面

先月、人工知能のAlphaGoが韓国のトップ棋士に圧勝して世界を驚かせましたが、
読売新聞には、
「コンピュータ技術が発達しても、囲碁が奥の深い文化であることは変わらない。黒と白の石で陣地取りをする単純なルールながら、古今、数々の名勝負が生み出されてきた」
と。

「ヒカルの碁」のテーマの一つは「神の一手を極める」ですが、小林覚九段のお話には、勝ちに拘るなというメッセージを感じました。
「ヒカルの碁」にも「美しい一局」があります。
負けを認める強さが人間としてさらに成長させていく、そういう世界観、奥が深いですね。
勝ち負けにこだわる中国・韓国に、井山棋聖が今後どのように挑戦していくか楽しみでもあります。



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