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白き十字の花 [日記]

昨日、読売新聞の方が契約の更新に来られたので、発行部数について聞いてみました。

100万部!
と言っていました。
もう一度確認しても、

今は日本経済新聞が伸びているから、と。

ま、これは販売店の方で、集金担当の方なので仕方ないのかな、と思ったわけですが、ウィキペディアによると以下の通りです。

読売新聞(よみうりしんぶん、新聞の題字及び漢字制限前の表記は讀賣新聞、英語:Yomiuri Shimbun)は、株式会社読売新聞東京本社、株式会社読売新聞大阪本社及び株式会社読売新聞西部本社が発行する世界最多の発行部数を有する新聞である。2015年上半期の販売部数は朝刊が約910万部、夕刊が約295万部で世界最多。 題号は、江戸時代に瓦版を読みながら売っていた「読売」に由来する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%AD%E5%A3%B2%E6%96%B0%E8%81%9E

発行部数は減っているようですが、依然として世界一の発行部数と言えます。

わたしも、保守系で中立の新聞として最近の記事には学ぶことも多いです。
インターネットの時代だからこそ、危機感があり、総力取材された記事などは読みごたえがあります。

今まで、スルーしていた「人生案内」なども最近は面白いと思って読んでいます。
面白いといっては失礼ですが、中・高生の質問からお年寄りまで幅広く人生の悩みが取り上げられ、それを精神科医や大学教授、作家など専門家が回答する内容になっています。その中から専門家の「金言」とも言うべき言葉を見つけた時は得した気分なります。

今の若者は、ネットに頼りきりで、新聞を読まないといわれていますが、活字を読む量はそんなに変わらないのではないか、と思います。

わたしは日本のお国柄として活字文化はなくならないと思っていますが、若者の読書離れなどやはり現状には危機感があります。

長年の習慣で紙媒体の読み物の方が、頭の中にすーっと入ってくるという経験も、紙で読みたいと思う理由です。
でも最近は電車の中で文庫本を読んでいる人を見かけます、やはり「紙」なのかな、と思いました(笑)

さて本日一面の編集手帳には、熊本地震で被災されその後肺塞栓症(はいそくせんしょう:エコノミークラス症候群)で亡くなられた女性の話が記事にされていました。

冒頭、ソ連時代の反体制作家、故ソルジェニーツィン氏の著書「収容所群島」の紹介がされています。監獄の拷問で最も恐ろしいものの一つが「不眠」、あと一つは「狭さ」と指摘し、特に「狭さ」については第一級の拷問とまで呼んでいたそうです。

その狭さの中で起こるのがこの肺塞栓症ですが、最後に記者は東日本大震災で皇后陛下が詠まれたお歌を紹介しています。

草むらに白き十字の花咲きて罪なく人の死にし春逝く

「白き十字の花」が清冽な印象があり、優しさの中に凛とされる皇后さまのイメージと重なりました。

記者は記事の最後「罪なき人に、監獄の拷問もかくやという窮状がつづく。余震め」と綴っています。

それでも日本人は自然とともにしなやかに生きていく、と思います。


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