SSブログ

スポンサードリンク

野党の「政権憎し」と加計学園問題の本質 [新聞記事]

最近のニュースを見ていると、民進党を始めとする野党の面々、そして彼らに便乗して政権叩きをするメディア、彼らこそ戦後レジームの影の支配者だったのではないか、と思えてうすら寒くなっています。

山口敬之氏の件も、魔女狩りのような気がして、不自然な政権叩きの材料にされているように思えます。
多感な時期のお子さんもいらっしゃるのに、TBSの社長まで出てきてコメントするなんて、ご家族のことを考えると気の毒になります。悔しいし、負けないでほしいです。事実は必ず暴かれるはずです。

政権叩きの加計学園の問題、元通産省官僚で現在は慶応大学教授の岸博幸氏が読売新聞で、加計学園の本質は、「規制巡る攻防」と指摘し明快な内容でした。

岸氏の話では、文書はおそらく存在したと話されています。しかし、そのことと、内容の真贋(しんがん=本物と偽物)は別の話、として次のように述べています。

「民進党など野党や一部マスコミは、『総理の意向』『官邸の最高レベルが』などと記された部分をもって、あたかも加計学園のために安倍首相が文科省に不当な圧力をかけたかのように主張するが、こうした解釈は間違いだ」
読売新聞5月31日11面

読売新聞側は、文書の内容は、内閣府が文科省に獣医学部の設置認可を急がせているように読み取れると言っていますが、岸氏は次のように指摘しています。

「それはそうだろう。そもそも、この問題の本質は、規制改革側、つまり内閣府と、規制維持派の文科省の闘いだ。私は安倍内閣の政策を特に評価しているわけではないが、『岩盤規制』の突破は正しい。『総理の意向』というものがあるとすれば、加計学園のためではなく、岩盤規制に風穴を開けることだ」

「鳥インフルエンザ、口蹄疫などの感染対策が課題になっていることを考えると、獣医学部の新設が50年も認められていないのはおかしい。今治市などは国家戦略特区法の成立前から15回にわたり獣医学部新設を構造改革特区で提案し、四国4県の知事は四国圏域への大学獣医学部設置を可能にするよう求めていた」

「それがまったく動かなかったのは、獣医師の需給を総括する農林水産省や族議員、獣医師会が反対してきたからで、まさに岩盤規制だ」
(同)

「獣医師の需給を総括する農林水産省や族議員、獣医師会が反対してきた」、四国の獣医師会といえば、確か民進党の玉木雄一郎議員の父親は香川県の獣医師会の副会長だったはずです。岩盤規制とはこういう「既得権益」のことで、族議員とは玉木さんのような議員のことだったわけです。まさにブーメランなのですが、マスメディアは面白くないのか、こういうことは詳しく報道しませんね。

前川喜平氏が、政府が愛媛県今治市に獣医学部新設を認めたことについて、「行政がゆがめられた」と発言していますが、岸氏は文科省が規制緩和の要請を認めないというなら、根拠のある説得力のある反論をせよ、と仰っています。

さらに次のように。
「現実は、獣医学部新設は不要だとか、早期開設に問題があるとかいった根拠を十分に示せず、内閣府との交渉に負けたということだ。なのに、問題の文書を根拠にして『行政がゆがめられた』と発言したことには著しい違和感を感じる」(同)

前川氏の話こそ正当な議論を歪めるものですが、そのことについて「政権憎しのあまり、規制緩和と既得権益という問題の本質を見誤っている」と断じています。
このように、言葉だけを切り取って事実を歪める姑息で安直な話に終始するのは、彼らの特技と言えます。
まっとうな議論をする人はそういう手法は使えないでしょう。
何故か必死でなりふり構わず、といったところがありますよね。

今回の問題は岩盤規制に風穴を開ける政府の取り組みとして政府の勝利、前川氏は闘いに負けたのです。

菅官房長官が、「国家戦略特区諮問会議で決まったことを基に、内閣府が規制官庁と侃々諤々の大議論を行うのは当たり前のことではないか。法律に基づいて行っていることで、ゆがめられたということは全くない」と言った通りです。
http://www.sankei.com/life/news/170526/lif1705260062-n1.html

すべては「政権憎しのあまり」。

参考記事:加計学園の報道されぬ真実、黒幕は総理・官邸・内閣府ではない!

nice!(14)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 14

コメント 2

mwainfo

まさに正論です。青山繁晴氏、須田慎一郎氏、武田邦彦氏も同様の見解です。以前から岸さんの意見には関心があります。ご健闘を!
余談ですが、私の次回記事は加計問題の予定です。よろしくお願いいたします。
by mwainfo (2017-06-05 11:22) 

一宮

nice&コメントありがとうございます。
岸さんはアベノミクスには批判的立場だったと思いますが、今回の指摘で見方が変わりました。今後わたしも注目しています。
次回記事楽しみにしていますね。
by 一宮 (2017-06-05 23:03) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

広告スペース
Copyright © シニカルを目指すわたしの雑学 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。