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企業のイメージ戦略と人間の「情」 [日記]

ヤマト運輸が27年ぶりの値上げと話題になっていますね。

ネットで簡単に注文してすぐに配達してもらうことが便利で当然のように思っていましたが、物流システムは人から人への「アナログ」なんですね。

再配達のロスを考えると、わたしたちにも相応の負担が求められることになるのでしょうか。
新卒者は売り手市場と喜んでばかりもいられません。
ヤマト運輸の問題からも、人手不足はこれからの日本にとって深刻な課題だと思いました。
効率化と生産力向上、そして人手不足、それからプレミアム金曜日などの市場活性化のための人のゆとり、全てを公平にしていくことは難しいと思いますが、企業努力やわたしたちの思考の転換などを通して少しでもより良い社会に向けて努力していきたいですね。

さて今日は、テレビ東京の朝の経済番組モーニングサテライトで日本航空の会長大西賢氏の話が印象に残ったのでシェアしますね。
わたしにとっても閃きがあって、今はそういう時代なのだな、と気づかされました。
認知科学の第一人者ドナルド・ノーマンの「エモーショナル・デザイン」という本を紹介されていました。

経営破綻からわずか2年で再上場を果たした戦略にはこの本から得るものが多かったそうです。
破綻からブランドを新しく作り直す作業として取り組んだのが「イメージ戦略」、ノーマンの著書には「情動、感情に訴える」ことの重要性が書かれているそうです。

「魅力的な方が上手く行く」というのは当たり前のことだと思いますが、ブランドとして残っていくためには、さらにひと手間プラスアルファされているかどうかだと仰っていました。
嫌われたらビジネスとして成り立たないという言葉には、ドキッとしましたが、第一印象はやはり好きか嫌いかという「感情」が大きく作用するということを考えると、魅力的なイメージは大事だということなのでしょうね。

確かに何かを選ぶときは「情」が働きます。
これ良いなぁ、とかは直感で、多分そこには理屈はないのだと思います。
企業の再生としてそこに注目したということでした。
格安航空会社はライバルではないと仰っていて、ブランドとしての日本航空の差別化が確立されているように感じました。

人間の情の動きから見た魅力的なイメージ、司会者は「商品開発にも役立ちますね」と。
「情」の扱いは難しいので、わたしはどちらかと言うと理屈が好きなのですが、反面今は創造性や感性の時代だなとも感じています。
クリエイティブな人と言うのは豊かな「情」を持った人なのかもしれませんね。
果たして「豊かな情」とは何か、その先もまた考えたくなりますが、心の世界は難しい・・・です(笑)


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