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「成長を支えたい」安倍首相の南米訪問 [新聞記事]

南米訪問から帰国してすぐ、昨日は国会で日本語の理解力が足りない党首の質問に丁寧に答えていた安倍首相です。
国民として本当に、お疲れ様です、と言いたいです。

24日の読売社説では、「貿易と投資で成長を支えたい」として、安倍首相の南米訪問を取り上げていました。
アルゼンチンへの公式訪問は、岸首相以来57年ぶりということです。
ペルーに約10万人、アルゼンチンには約6万5000人の日系人がいるそうですが、地理的に遠い南米諸国が親日的なのは、現地に根ざして活躍し、社会で枢要な地位にも就く日系人の存在が大きい、としていました。

記者会見で、南米に多い日系人に対し「持ち前の勤勉さで地域の発展に力を尽くし、深い信頼を勝ち得た皆さんに心から敬意を表したい」と、また日系人との交流会では「皆様が勝ち得た、この揺るぎない信頼こそは、日本人全体の誇りであります」とも語っています。
安倍首相が日系人の方たちから熱烈な歓迎を受けた様子は、官邸のホームページの動画で紹介されています。

You tube:中南米日系人との交流―平成28年11月21日

南米は今中国が触手を伸ばしているので、現地との共存共栄を目指す日本の支援は、南米の経済成長と政治の安定にもつながると思います。

【引用】
昨年12月に就任した(アルゼンチンの)マクリ氏は前政権の反米左派路線を転換し、自由で開放的な経済政策に舵を切った。2001年に陥った債務不履行(デフォルト)問題も解決し、国際金融市場に復帰した。

日米などが経済・貿易面で支援する環境が整ってきた。マクリ政権がインフラ整備や規制緩和などを進め、国内産業の振興に努めれば、日本企業の投資も呼び込めよう。協力できる分野は幅広い。

首相はアルゼンチンでの記者会見で、世界恐慌後の極端な保護主義が第2次大戦を招いたとして、「自由で開かれた経済こそが平和と繁栄の礎だ」と強調した。
環太平洋経済連携協定(TPP)の行方が不透明な今、日本は南米諸国とともに、自由貿易の重要性を確認し、具体的な施策を進めることが大切である。

南米諸国は、鉱物、天然ガスなど天然資源や、巨大市場に恵まれながら、経済の自由化に慎重で閉鎖的な左派政権が多く、潜在的な国力を発揮できなかった。
資源安や中国の景気減速による不況の下、アルゼンチン、ブラジルなどで左派の退陣が続いたことは、自由経済を拡大し、成長を実現する好機でもある。
読売新聞11月24日3面

ここでも安倍政権が掲げる「積極的平和主義」の姿勢を感じます。
金融危機後の行き過ぎた保護主義は危険だ、という認識は、歴史の教訓として認識しなければいけないと思います。
だからこそ法の支配による国際協調に価値があるというわけです。TPPもそういう認識で進めていることは明らかだと思います。

19世紀頃から始まった欧米における門戸開放政策と、今の時代の自由貿易とは、明らかに違う、と思います。

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