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参院選 与党大勝 「微力だけど無力ではない」 [新聞記事]

昨年二十歳になった長男は昨日初めての選挙に行ってきました。
特に感想は言っていませんでしたが、自分が投票した人が当選して喜んでいました。

娘も選挙年齢ですが、今はオーストラリアで、大使館に行って細かい手続きなどは「できないだろう」と判断して今回はスルーしてしまいました。

今朝のニュースによると、新たに加わった10代の若者がどこに投票したかというと、自民党42%、民進党20%、公明党10%という結果と言うことです。

注目は選挙改正発議に必要な3分の2の確保でしたが、今回の選挙で改憲派が3分の2を超したことで、安倍内閣の下でいよいよ検討されることになります。

しかし安倍首相は、憲法改正について「この選挙で是非が問われたとは考えていない。今後、与野党関係なく憲法審査会でしっかり議論してほしい」と述べています。

当面は「アベノミクス」を加速させていくことですが、安倍首相は「強力な経済政策を進めていくうえで、力強い新たな布陣を組んでいきたい」と10日夜語っています。
本日の読売社説では、「安定基盤で経済再生の貫徹を」として、デフレ脱却を確実に実現してほしい、とありました。

ちなみにデフレは国を縮小化させる恐ろしい病だと思っていますが、京都大学教授の藤井聡氏は「デフレーション」や「緊縮病」を「死に至る病」と表現されています。
以下からお読みいただけます。

http://www.data-max.co.jp/280705_ib1311_01/

社説ではさらに次のように記事にしています。

アベノミクスは円安・株高、雇用改善、賃上げなどの成果を上げた。半面、地方や中小企業への恩恵は限定的にとどまるが、多くの国民は現路線の継続という現実的な選択をした。
18歳選挙権の導入が注目される中、投票率が低かったことが、堅い組織票に支えられる与党に有利に働いた点も見逃せない。

首相はアベノミクスが全面的に支持されたと、驕ってはならない。むしろ、経済再生を成し遂げるまでの猶予期間が延長されたと謙虚に受け止め、丁寧な政権運営に努めることが肝要である。

全ての1人区に統一候補を擁立した民進、共産、社民、生活の4党は、環太平洋経済連携協定(TPP)への反対が強い東北の岩手、山形などで議席を獲得した。福島の岩城法相と沖縄の島尻沖縄相も落選に追い込んだ。

ただ全国的には、共闘の効果は限定的だったとも言える。
民進党は、13年の民主党の17議席は上回ったが、改選45議席から大幅に減らし、不審だった。
(以下省略)
読売新聞 7月11日 3面

「現実的な選択をした」とあるところは、今の安倍内閣の安定を表していると思います。
一面記事には、政治部長の前木理一郎氏が「腰を据えて政策を」として、今回の選挙結果について以下のように述べています。

(安倍政権が戦後3位の長期政権が視野に入ってきた、として)だが、国民の間に熱気や高揚感はない。静かな勝利だ。それだけ国民にとって、「強い安倍政権」が日常の光景になりつつある。

内外にあふれる難題が一朝一夕に解決しないことは、国民も理解している。全世代を将来の不安が覆っている。その主因が少子高齢化であることが明白でありながら、何年も待機児童問題一つ解決できない。英国が欧州連合(EU)離脱を決めて以降、世界経済の先行きは不透明感を増している。ダッカはじめ各地でテロ事件が相次ぐが、東京五輪を控えソフトターゲットを多く抱える日本にとって深刻な問題だ。

安倍首相には強固な政権基盤をもとに、国際的にもリーダーシップを発揮して、これらの課題に的確に対応してほしい、政争などしている場合ではない、それが国民の率直な思いだろう。
(以下省略)
読売新聞 7月11日 1面

国民は冷静な判断をした、と言うことなのでしょうね。
この記事に読売の「魂」みたいなものを感じました。
わたしは、言葉に注目する方なので、社説と前木理一郎氏の記事から、もう民進党など野党は国民の視野に入っていない、と思いました。

10代の若者の投票率がどうだったかわかりませんが、昨日のテレビ朝日では選挙に行かない人たちを特集していました(笑)
投票所が目の前に設置されていてもいかないんですよね。

実際、「自分が投票に行く意味あるのか」と考えている人も多いようです。
今朝、珍しくNHKニュースで高校生が言った言葉が心に残りました。
「微力だけど、無力ではない」


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