こんにちは。
本日は息子の失恋(多分)の話です。
高校時代には何度か「ホストになりませんか?」と声をかけられた、見た目軽い長男ですが、実は奥手で性格も硬いほうなのです。
SNSで知り合った年上の彼女と1年交際していました。
彼女の方は今年大学を卒業し、社会人となったこともあり忙しくなったのでしょうね。
6月ごろ長男が荒れているなと思って聞いてみたら、「相手にしてくれない」と言いつつ「寂しい・・」と泣くわけです。
わたしはほとんど恋愛経験がないので(^^;
その時はオロオロしてしまいました。
長男には社会性が必要だと思って、新聞のコラムだけでも読むように説得してみましたが、三日坊主・・・・。
しばらく様子見していました。
その後は、時々二人で出かけたりもしていたので、安心していたのです。
その間にも彼女が友達の男性とカラオケに行ったり、他の子と遊びに行ってる、と聞かされていました。
そのたびに多分長男の心はズタズタになって行ったんでしょうね。
今は娘がいないので、どうしても意識は長男に行きます。
「今日は出かけた、上手く行っているんだ」
「今日は休みなのに家にいるわ・・・」
などと思って見ていました。
そのうち自宅にいることが多いなと思って聞いてみたら、彼女からこう言われたそうです。
「めんどくさい」
「どうでもいい」
・・・・
そして挙げ句の果て、
「高いところから飛び降りたい」と言い出したので、わたしは不安になって、夫に相談しました。
本当は新聞の人生相談に投稿しようか、とも思いましたが、まず夫に相談。
すると夫は息子のために失恋ソングを聞かせてやってと、用意したのが、
研ナオコさんの「あばよ」
野口五郎さんの「私鉄沿線」
・・・・・
何故かわたしと感覚違うなーと思いました。
でも「♪明日も今日もルスなんて、見え透く手口使われるほど嫌われたならしょうがない、笑ってあばよと気取ってみるさ」というフレーズはグサッときますね。
中島みゆきはホント天才だと思います。
朝食のとき、「もしかしたら彼女はアパートを出て行っているかもしれないよ」「ちゃんとけじめつけたら?」と話しました。
長男曰く「今はそんなこと考えたくない(考える時間じゃない)」と、そそくさ出かけました。
「そうね、出勤前だものね、間が悪かったわね」
と思ったのですが、わたしとしては、ここは見守るしかない、と覚悟しました。
そして割とサバサバして帰ってきたので少し安心しました。
そうやって少しずつ大人になって行くのでしょうね。
間違いなく(笑)
何日か前の新聞に、今の若者たちは恋をしない、という特集記事が掲載されていました。
今はSNSの普及で相手の心の本質をつかむことが難しくなっている、という指摘でした。
文字だけでは感情が伝わらないというわけです。
リスクや面倒を避ける傾向が、若者の恋愛離れにつながっているということでした。
総合研究大学院大学教授の長谷川真理子さんの話を一部抜粋しました。
【引用】
希薄なコミュニケーションから生まれた恋愛は、私たちの世代が「普通だ」と思う、傷つけたり、なだめたりしながら、折り合いをつけていく恋愛とは異なる。こうした今時の恋愛でさえ、1990年代のバブル崩壊以降、「失敗は許されない」という社会風潮に押され、手の届かないものになっている。
読売新聞10月5日 11面
実際人間と人間の交流は、ある意味面倒なことの積み重ねの上に成り立ってくるものです。
苦しいけど、学ぶことはたくさんあります。
息子にはこの経験にめげず、また新たな出会いを求めてほしいと思っています。
> 何故かわたしと感覚違うなーと思いました。
すみません。ちょっとクスッとしてしまいました。
でもご両親の気遣いが効果あったんじゃないですか。
半年もすればケロッとしてるかもしれませんよ。
by いっぷく (2016-10-12 13:35)
めんどくさいとか
どうでもいいなんていう相手は選んではいけません
良かったと思いますよ
by (。・_・。)2k (2016-10-12 23:11)