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上白石萌音さんの三葉 「君の名は。」 [新聞記事 芸能]

26日から公開される新海誠監督の「君の名は。」でヒロイン三葉の声を担当する上白石萌音さんの記事が掲載されていました。


上白石萌音さんは映画「ちはやふる」で広瀬すずちゃん演じる主人公と一緒にかるた部で成長する大江奏の演技が印象に残っています。
呉服屋の娘で日本文化と古典が大好きな高校生という役どころで、和服を着て大会に出ることを条件に入部するのですが、古風な雰囲気が元気な広瀬すずちゃんのインパクトとは違って対照的でした。

今回の「君の名は。」は田舎に住む女子高生・宮水三葉(みやみずみつは)と、都会に住む男子高校生・立花瀧(たちばなたき)が夢の中で入れ替わってしまい、夢だと思っていたら現実に入れ替わっていた、というストーリー。
小野小町の和歌「思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを」(あの人のことを思いながら眠りについたから夢に出てきたのであろうか。夢と知っていたなら目を覚まさなかったものを)をモチーフにしたオリジナル作品だそうです。

1000年ぶりとなる彗星の接近が1カ月後に迫った日本を舞台に、夢の中で“入れ替わる”少年と少女の恋と奇跡を描く、としています。
ファンタジーとコメディの要素もあるようですが、彗星の接近という危機感と1000年という年月、何故かロマンチックな響きがあります。

ここで上白石萌音さんのプロフィールをご紹介します。

上白石萌音.jpg

              出典:Wikipedia

かみしらいし・もね
1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディション審査員特別賞を受賞し、同年、NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で女優デビュー。14年の映画「舞子はレディ」の演技で、日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞した。他の作品に、映画「ちはやふる」(16年)など。声優としては、アニメーション映画「おおかみとこどもの雨と雪」(12年)に出演している。二つ年下の妹、萌歌さんも女優。
読売新聞8月24日 夕刊 6面

映画「舞子はレディ」のオーディションで800人の応募者の中から主人公に選ばれたということです。
周防正行監督に起用の理由を聞いたら「ぱっとしなかったから。地味だったから」と返ってきたそうですが、「歌った時に人が変わる。そのギャップが良かった――」と。
音楽教師の母親のおなかにいた頃から、音楽を“聴いていた”ということで、散歩に行くと目に映るものを見て童謡を次々と歌う子供だったそうです。

そういえば「ちはやふる」で演じた大江奏の声は優しい癒やされる声でした。
今回の三葉の声は萌音さん曰く、「三葉は普段の自分の声より高めにして女子力をちょっと足してみようかな」と、そして「男の子になりたいと思っていたので、(気持ちは)よくわかります」とも言っています。

新海誠監督の話は、彼のよきものへの追求が感じられる率直なものでした。
以下は引用です。

カラフルな響き 即決
オーディション

――起用理由は?
“存在感”です。萌音ちゃんの声が僕に三葉を教えてくれました。オーディションで声を聞いて、すぐに彼女こそ三葉だと感じました。即決でした。

――萌音さんの声の魅力は?
とても情報量の多い声だと思います。透明度が高くて、その中の気持ちを真っすぐに見通せる。それなのにカラフルでバリエーションに富んだ声です。

――萌音さんへのメッセージを。
好きです!他の誰よりも僕が一番萌音ちゃんを好きでしょう!萌音ちゃんほどの実力と才能を思えば今後間違いなく活躍されると思いますが、正直嫉妬しています。手の届かなくなる場所に行ってしまうと思うと、今からさみしいです・・・・。
読売新聞 8月24日夕刊6面

最後のメッセージで顔文字を思い起こしてしまいました。

(´・ω・`)

雰囲気壊しましたね。

萌音さんは、「『あー、地味で良かったー』って思いました」と「舞子はレディ」当時を振り返って言ったそうです。
新聞に大きく写真が載っていたのですが、鏡に映った萌音さんと実体の萌音さん、底知れないものを感じました。
「君の名は。」楽しみですね。

【以下は8月26日の夕刊から引用】
高校生男女 不思議な出会い
気鋭のアニメーション監督・新海誠が手掛けた新作。1000年に一度の彗星の来訪を控えて沸き立つ日本を舞台に、男女の不思議な出会いを描くファンタジーだ。

山深い町に住む三葉(声・上白石萌音)は都会に憧れを募らせ、ある日、東京の男子高校生になる夢を見る。一方、東京で暮らす瀧(声・神木隆之介)も眠りから覚めると、訪れた記憶のない田舎の風景が脳裏に焼き付いていた。夢が繰り返されるうちに2人は気付く。お互いの心と体は入れ替わっていたのだと。

「千と千尋の神隠し」などを手掛けた作画監督・安藤雅司らによる魅力的な人物描写が感情移入を助ける。特に父親の選挙など、地方特有の濃密な人間関係に嫌気が差している三葉の苦悩は、非常に丁寧に作り込まれている印象だ。三葉の実家は神社で、神事の描写などに非日常の雰囲気がつきまとうが、等身大の高校生の物語としてもきちんと響いてくる。

入れ替わりを続けるうち、2人はお互いの存在を強く意識する。前半は青春映画のようだが、中盤以降に展開は一変する。夜空に彗星が瞬く象徴的な情景に隠された意味を知り、言い知れぬ悲しさを覚える。だがその試練を乗り越えた先に2人の本当の出会いがあり、余韻は心地よい。絶望の先に見える希望を誰もが予想もしない形で見せた。アニメ界の次代を担うと期待される新海が、その世界観を進化させた到達点である。1時間47分、TOHOシネマズ六本木ヒルズなど。(多可雅史)


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